新交響吹奏楽団のブログ

東京で活動するアマチュア吹奏楽団、新交響吹奏楽団です。「オーケストラよりもシンフォニックな響き」をモットーに、管弦楽曲アレンジや吹奏楽オリジナル曲に取り組んでいます。

第90回定期演奏会:歌劇「皇帝の花嫁」序曲③

〜歌劇「皇帝の花嫁」ここまでのお話〜
ルイコフという許婚のいるマルファを好きになったグリャズノイ。マルファを自分のものにするため、医師に惚れ薬を調合してもらいます。
一方、愛するグリャズノイの心変わりと企みに気づいたリュバーシャも同じ医師のところへ。医師と夜を過ごすことを条件に、美貌と健康が失われていく薬を手に入れるのでした。

 

 


 

ルイコフは焦っていました。
愛するマルファと早く結婚したい。二人の気持ちは確かだし、家族も祝福してくれている。
まだ結婚できない理由はただひとつ。マルファが皇帝のお后選びの最終候補に残っているから。
 
「まあ、もう少しの辛抱だ。おそらく選ばれないだろうから」となだめるのは、マルファの父ソバーキン。2000人集められた娘のうち最終候補は十数人。さらに后に選ばれたら大変光栄なことではありますが…。
 
マルファを横取りしようとしているグリャズノイは、ルイコフとマルファの祝いの席では自分が介添人をしようと申し出ます。もちろん、惚れ薬をマルファに飲ませるためです。
 
そこへやってきた、マルファの友人ドゥニャーシャの母親。
ドゥニャーシャも最終候補に残った一人です。
お后選びに付き添っていったこの母親は先に戻ってきたのですが、かなり舞い上がっている様子でお后選びの様子を報告します。
「…そこで皇帝が、うちの子に直接お話を…そう、うちのドゥニャーシャだけにお声をかけられたんですよ!直接!なんてことでしょう!」
 
なんだ…そういうことなら、お后はドゥニャーシャで決まりでは?
 
ルイコフ「これで僕はマルファと一緒になれる」
バーキン「そういうことなら、結婚を妨げる理由はないな」
 
そこへマルファとドゥニャーシャが戻ってきました。
グリャズノフ「ルイコフ、マルファ、おめでとう。祝いの盃を用意しよう」
グリャズノイはあの薬をこっそりマルファの盃に入れます。
グリャズノイ「さあさあ、こういう祝いの盃は全部飲み干さないといけないよ」
幸せいっぱいのマルファは素直に全部飲み干します。
その目の前で見守るグリャズノイ。これでマルファは自分のもの。
 
皆がすっかりお祝いムードの中、皇帝の親衛隊員の一人が伝令としてやってきました。
 
「皇帝の妃が決定した。ソバーキンの娘、マルファだ」
 

最終回は、次の投稿で♪
 
第90回定期演奏会イベントページはこちら

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第90回定期演奏会:歌劇「皇帝の花嫁」序曲②

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〜歌劇「皇帝の花嫁」ここまでのお話〜

16世紀、モスクワ近くのとある村。幸せな許嫁同士のマルファとルイコフ。マルファに横恋慕した皇帝の親衛隊員グリャズノイ。
グリャズノイと暮らす女リュバーシャは、グリャズノイが他の女を好きになってしまったこと、そしてその女の心を得るために惚れ薬を使おうとしていることを知ってしまいます。
歌劇「皇帝の花嫁」序曲① はこちらから
https://www.facebook.com/260889747608199/posts/735612146802621/ 
 
最近の村の話題のひとつは皇帝の花嫁選びでした。2000人の中から選ばれるのはどんな娘さんだろう?
そんな中、マルファは友人のドゥニャーシャと何やら楽しそうにお喋り。どうやらマルファがルイコフとの馴れ初めを熱く語っているようです。
そこへ馬の足音。側近だけを連れた皇帝が通りかかりました。
マルファを睨みつけるように一瞥して、去って行く皇帝。
「鋭い眼…怖そうな方」
圧倒されるマルファでしたが、マルファの父ソバーキンが大好きなルイコフを連れて帰ってくるとケロッとしてしまいます。
 
その頃、リュバーシャはグリャズノイが恋した相手がマルファだと突き止めます。
どんな女だろう?こっそり見てみると、許婚や家族、友人に囲まれ幸せそうにしている、美しいマルファの姿が。
「あの女の天使のような笑顔ときたら!あの美しさが憎らしい!」
 
リュバーシャは近くの医師ボメーリーのところへ向かいました。
そう、グリャズノイが惚れ薬を頼んだ医師ですね。
リュバーシャ「だんだん顔が醜くなっていって衰弱していくような薬が欲しいの。お願いできる?」
ボメーリー「できますが、高いですよ?」
リュバーシャ「お金なら出します。足りなければ宝石も」
ボメーリー「宝石(笑)そんなものより、あなたの身体で払ってもらいましょうか」
リュバーシャ「…それは…、お断りします…」
ポメーリー「そうですか。じゃあこの事、あなたの大好きなグリャズノイに話しちゃいますね?」
リュバーシャ「…」
その時、風に乗って聞こえてきたのはマルファの幸せそうな笑い声。
 
リュバーシャの心は決まりました。
リュバーシャ「わかりました。その薬、お願いします」
こちらも、交渉成立です。
 
リュバーシャ「私だってこれだけの代償を払うんだから…恨まないでよ、マルファ」
 
続きはまた、次回の投稿で♪
 
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